加藤唐九郎 陶壁画 「 潮 音 」
加藤唐九郎 (かとうとうくろう)  (1898-1986)
陶芸家。愛知県瀬戸の生まれ。
伝統的陶芸の研究・再現に努め、卓越した技倆(ぎりょう)を示した。
1914(大正 3)年 築窯し、作陶に入る。1952(昭和27)年 織部焼の技術で国の無形文化財有資格者に認定される。著書は一無斎と号し「陶器大辞典」など
  資料をみていてこの陶壁画が県民文化センターに設置されていることを知りましたが、恥ずかしいことにわたしは作者の加藤唐九郎氏を知らなかったのです。説明板を読んで平和の願いが込められた作品であることを知りました。
05.01.22裕・記編集

05.01.22撮影
広島県民文化センター・玄関ホール
広島市中区大手町1丁目5-3

05.01.22撮影
題名  『 潮音 』(ちょうおん)
  『潮音』というのは、水に恵まれたこの土地にゆかり深いばかりではなく、仏教では大勢の僧の読経の声をいう。
10年前、あるテレビ局で、「広島に私の陶壁を作りたい」という話をしたことがある。今回、広島県民文化センター・玄関ホールの陶壁製作のご依頼をいただき、それが実現したことをひじょうに喜ばしく思っている。
これは一人の日本人として、この土地に刻まれた原爆投下という人類の受難の歴史に対する、鎮魂の心を遺しておきたいという思いを抱きつづけていたからである。潮の音は、人々の、時の流れを越えた声とならざる声でもあり、世界が明日へとつながっていく鼓動でもある。
昭和60(1985)年3月吉日   加藤唐九郎



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