あまんじゃく伝説
  湯蓋道空(ゆぶたどうくう)には子供(道裕)がいましたが、いつも親の言うことにさからう言動をしていました。「おとなしくしろ」といわれれば大暴れをしたり、「海で魚を捕れ」といわれれば山で鳥を撃つなどといった具合でした。ある日、道空さんは死期に臨んで、心の中では海老山(かいろうやま)にお墓を建ててほしいと思っていましたが日頃の子供のことを考えて「私が死んだら墓は津久根島(つくねじま)に建ててくれ」と遺言しました。道空さんの死後、子供・道裕は今まで自分は父の言葉に背いた行動ばかりした親不孝者だった、せめて父の残した遺言だけは守ってつぐないをしようと思いました。そして遺言のとおりに津久根島にお墓を建てました。これより以後、親の言葉にさからう者を『あまんじゃく』とよぶようになりましたとさ・・・                                          五日市町誌より
このあまんじゃくの話を聞いたのは、お袋からではなく、今は亡きオヤジからだったように思うのです・・・オヤジと話し込んだということはほとんどなかったようなわたしですが、オヤジの云うことを聞かない子供だったのかもしれないな〜なんて事を思いながらこの頁を編集しました。
※あまんじゃく(または)あまのじゃく ともいわれています。  07.02.10裕・記編集

07.02.07撮影
広島市佐伯区海老山公園より津久根島をみる(もやっていましたが画像中央です)

07.02.07撮影
津久根島は五日市沖に浮かぶ高さ20mほどの小さな島です。

07.02.07撮影
広島市佐伯区海老山町8-12 塩屋神社に設置されている『あまんじゃく伝説』説明板
毎年7月下旬、道空さんの霊を慰めるお祭りがこの塩屋神社で執り行われるそうです。
あまのじゃく
天の邪鬼

〔2)が原義〕
1)人の言うことやすることにわざと逆らうひねくれ者。つむじまがり。あまのじゃこ。
2)昔話に悪者として登場する鬼。「瓜子姫」に出るものが有名。記紀神話の天探女(あまのさぐめ)に由来するともいわれる。
3)仏像で四天王や仁王が踏みつけている小さな鬼。また、毘沙門天が腹部に付けている鬼面。
4)鳥キタタキの別名。
五日市 地名の由来は、中世の定期市に因む。



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